一般的な不動産より安く購入できる事故物件は、一見すると投資用物件として魅力的に映ります。
しかし、不動産投資を目的として事故物件を購入することにはデメリットもあるため、購入前には慎重に検討しましょう。
今回は不動産投資を目的として事故物件を購入するメリット・デメリットと購入時のポイントを解説します。
不動産投資を目的に事故物件を購入するメリット
不動産投資を目的に事故物件を購入するメリットは、初期投資を抑えられることです。
事故物件は通常の物件より20〜30%程度安く購入できるため、借り手を確保できれば一般的な賃貸物件より高い利回りが期待できます。
また、不動産投資自体のメリットとして、節税対策になることも挙げられます。
本業で給与を得ている方は、確定申告時に不動産投資による赤字と給与所得を損益通算することが可能です。
さらに、投資用物件の購入費用や減価償却などを経費として計上すると、不動産所得に対する課税額も抑えられます。
不動産投資を目的に事故物件を購入するデメリット
不動産投資を目的に事故物件を購入するデメリットは、借り手が見つかりにくいことです。
とくに、事故物件となった原因の事件・事故から日が浅かったり内容が凄惨だったりした場合、借り手に忌避されて空き部屋になる可能性が高いでしょう。
借り手が見つからないと家賃収入が減ってしまうため、不動産の維持・管理も難しくなってしまいます。
また、借り手を確保するために周辺の相場よりも家賃を安く設定したり、事件・事故のイメージを払拭するためにリフォームしたりする場合もあるでしょう。
その場合は、たとえ借り手が見つかったとしても利回りが低くなってしまいます。
不動産投資を目的に事故物件を購入する際のポイント
不動産投資用に事故物件を購入するときは、借り手の忌避感が弱い物件を選ぶことがポイントです。
たとえば、孤独死や自殺、殺人事件はいずれも心理的瑕疵とみなされますが、孤独死は比較的借り手の忌避感が弱い傾向にあります。
反対に、殺人事件が起こった物件は借り手の忌避感が強く空き部屋になってしまう可能性が高いため、おすすめできません。
また、インターネットニュースやSNSで事件・事故があった物件であることが広まっている物件も避けたほうが良いでしょう。
近年はインターネットで情報収集する方が多いため、事件・事故の情報がすぐ閲覧できる状態の物件は借り手が見つかりにくいと言えます。
反対に、賃貸物件の需要が高いエリアで割安な家賃に設定すれば、事故物件でも借り手が見つかる可能性が高くなります。
これは、駅近や生活に便利な施設があるなど賃貸物件の需要が高いエリアでは、事故物件のデメリットよりも家賃の安さに魅力に感じる方が多いためです。
まとめ
不動産投資を目的に事故物件を購入すると、初期投資を抑えられるメリットがありますが、借り手が見つかりにくいデメリットもあります。
ポイントとして、借り手の忌避感が弱い物件や賃貸物件の需要が高いエリアの物件を購入するのがおすすめです。
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